鬱病で解雇はよくある?実際の労働環境は?

鬱病になったらすぐに解雇!?最近の鬱の人に対する労働環境って?

骨折や、ちょっとした病気で入院した場合、完治すれば確実に職場復帰が可能ですし、そうそう再発することもありません。対して、うつ病は完治までにどれくらいの時間がかかるか本人にもわからず、完治したと思っても再発する確率が非常に高いために、うつ病と診断された場合、すぐに解雇されてしまうのではないか…!?と不安になってしまう方もたくさんいると思います。実際、働いているときにうつ病と診断されたらどうなるのか、両側から調べてみました。

やはり、といってはあれですが、うつ病などメンタルに関わる病気になってしまった場合、会社側もどのような判断をし、どうするのが適切な対処であるのかがわからない場合も多いようです。特に多いトラブルが、休職後の復帰に関するものです。基本的に、会社の規則(労働時間や残業に関すること、有給に関することなど)は全て「就業規則」にて定められていて、就業規則にのっとって判断をします。例えば、就業規則にて「1年以上休職しても治る見込みが無いケガや病気をした場合、1年経過したら会社側から解雇することが出来る」と定められていたならば、それにのっとってその状況にある社員を解雇することが出来るわけです。

しかし、社員が10人以下の小さな会社では、所轄の労働基準監督署長に対して就業規則を提出する義務がないため、就業規則を作らないケースもあるのです。つまり、判断できる基準が作られていないために、休職後にトラブルになってしまったり、うつ病と診断されたらすぐに解雇してしまう、というケースも実際みられます。トラブルを未然に回避するためにも、どれだけ小さな会社であっても就業規則をしっかりと作成しておくことが大切と言えますね。

さて、すこし話を戻します。もし、うつ病と診断された場合は会社に休職を申し入れましょう。どれくらいの期間休職できるかなどは、全て就業規則に記載されていますので確認してみましょう。うつ病になったからといってすぐに解雇されることはないと考えていいでしょう。基本的には一時休職し、復職するのが会社側にとっても本人にとってもメジャーであり、ベターな選択であることがほとんどですし、いきなりの解雇は不当解雇に当たる可能性もあるからです。

休職中は、会社で業務を行っているわけではないので給料は発生しませんが、会社側は社会保険料を払い続けてくれます。収入がなくなるのでは!?と不安になるかもしれませんが、健康保険にて1日辺りの賃金の3分の2の額の「傷病手当」を最長1年半受け取ることが出来ます。

休職期間を経て、いざ復職しようと思ったときに、会社から「働くのは無理そうだから、会社をやめてくれないか」と解雇に踏み切られるパターンは少なくありません。これは、先ほども書いたように就業規則にて「1年半以上経過しても復職できる見込みがなければ解雇してもよい」という規定があった場合に、それを適用されているからです。また会社に復帰できるように治療を頑張ってきたのに、解雇なんて言われたら驚きますし悲しいですよね。しかし、医師が書いた「業務を行っても差し支えない」旨の診断書がある場合は、会社側は解雇することが出来ません。また、会社側には復職後に業務時間を少し短くしたり、配置換えをして仕事をやりやすくなるなどの配慮が求められます。

会社側も資金などの都合がありますので、休職することに対して引け目を感じることもあるでしょう。トラブルの事例が多いことも不安になってしまう点のひとつですよね。しかし、無理をして仕事を続けてもあなたの身体と精神がボロボロになっていくだけですので、休むことが出来るのならば一度しっかり休んで、1日も早く復職できるようにするのもひとつの選択だと思います。

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