被害妄想が強い、うつの友人との付き合い方

うつ症状のひとつ、被害妄想が強い友人や知人と上手に付き合うには?

うつ病と一口にいっても、人によって出てくる症状が違うので、同じ「うつ病」と言っている人が二人いる場合、同じような接し方をしていても片方はよくても、もう片方にはあまりよろしくない対応だった、なんてことが往々にしてあります。精神的な部分が大きい病気なので、接する方も非常に気を遣う必要がありますよね。

どのようにうつ病の友人や家族に接すればいいのか、非常に難しいところではあります。「がんばれ!」と言うのはよくない、なんてことは誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?今回は、「被害妄想」が強くなってしまっているうつ病患者の方に対して、どう接することが大切なのかを調べてみました。

うつ病の主な症状として、気持ちが沈んでしまうことが挙げられます。何に対してもやる気がでず、どうせ自分がなにかやってもダメだ…と諦めがちになってしまいます。それに伴って、家族など周りの人に対して申し訳ない、自分が悪いからだ、と必要以上に自分を責めたり、こんな自分に対してみんな悪口を言っている、自分を見て笑っている…などと被害妄想が強くなってしまうようです。

普段付き合いのある友人が、このような状態になってしまうと戸惑いますよね。さっきまで楽しくしゃべっていたはずが、急に「そんなこといって、私のことをバカにしてるんでしょ」などと言い出されたら困ってしまいます。また、自分に対しての被害妄想ではなくとも「実は家に盗聴器が仕掛けられていて…」なんて話されたら、面食らってしまうこともあるでしょう。

被害妄想が強くなってしまった友人に対して適切な行動とはどのようなものなのでしょうか。まずは、相手を否定しないことが大切です。そもそもの被害妄想も、何かしら自分を否定するところから入っていることもありますので、頭ごなしに「それは間違っている」とか、「それは違うよ」と否定してしまうことは症状の悪化にも繋がってしまいます。どのような内容であれ、まずは相手に寄り添うことから始めることが大切なんです。

ある意味、被害妄想からくる言動は「自分は辛い」という気持ちから出てくるものである場合がほとんどです。「そうだったんだ、辛かったね」という意思を見せることで相手が落ち着いてくれる場合もあります。あくまで相手は「うつ病」という病気にかかっている人なのだ、ということを念頭に置いた対応が求められるといってもいいかもしれません。

しかし、それによってあなたが強いストレスを感じてしまうようになっていたら、話は別になります。うつの友人や恋人に引っ張られて、自分までがうつになってしまうことは非常に多いことなんです。もし、うつ病の友人や恋人と接しているときに強いストレスを自覚している場合、または自覚していなくても周りから心配されるようになってきた場合は、あなた自身がうつ病になりかけているかもしれません。その場合は、後ろ髪を引かれるかもしれませんが、相手と距離を置きましょう。連絡の頻度を少なくしたり、挨拶だけしてあとはちょっと離れるなど、露骨に避けることは逆効果を招きかねませんので行わないようにしましょう。

うつ病を患ってしまった友人を助けたいという気持ちはとてもすばらしいことですが、それに自分が巻き込まれたり、ストレスを感じてしまうようになるまで寄り添う必要はありません。あくまで自分が出来る範囲で助けになることが大切だと思います。

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