鬱病を治療するために、障害年金を考えよう

鬱病から脱却する時間を作るためにも、障害年金の受給を考えよう!

鬱病をわずらい、自宅療養を行っている人は非常に多いと思います。鬱病と診断されたときに働いていた場合は、休職して傷病年金を受け取りながら治療に専念することも出来ますが、受給期間には限りがありますので復職するか退職するか、どちらかを選ぶ日は必ず訪れてしまいます。復職してもまたうつ病が悪化したら…という不安もありますし、しっかりと治療に専念するために退職を選ぶ人の数も少なくありません。

しかし、やはり経済的な心配は出てきます。貯蓄をしてあっても働くことが出来なければどんどん減っていくだけですし、不安が増大してしまうこともあるでしょう。そんなときには、障害年金の受給を考えてみてはどうでしょうか。

そもそも障害年金って何?という方もいると思うので、簡単に説明します。障害年金とは、ケガをしたり病気になったりした人をサポートするための年金です。障害年金とひとくちにいっても種類があり、「障害基礎年金」、「障害厚生年金」、「障害共済年金」の3つになります。これらの違いは、自分が障害年金の対象となる病気やケガの受診を初めて受けたときに(初診日)、どの年金制度の被保険者であったかどうかです。自営業の方や主婦、学生の方は国民年金の被保険者となりますので「障害基礎年金」、どこかの会社に就職していて厚生年金の被保険者であった場合は「障害厚生年金」、同様に共済組合の組合員であった場合は「障害共済年金」となります。受給の条件として、初診日が属する月の前々月までに保険料の納付期間が3分の2以上ないといけません。基本的に、厚生年金や共済年金に加入している人は会社が払っているはずですので、気にしなくても大丈夫かと思います。国民年金の場合は未払いの方も時々みられるので、きちんと確認しておきましょう。

障害年金には1級から3級までの等級というものがあり、数字が小さいほど重篤な障害と認定されます。鬱病の場合は2級または3級相当と認定されることが多いようですね。認定のためには医師に診断書を書いてもらう必要がありますが、中には「多分障害等級には認定されないと思う」と診断書を書いてくれない場合もあるようです。そのようなときは根気強く医師を説得するか、セカンドオピニオンとして転院を考えることもありだと思います。しかし、医者としても安易に診断書を出すわけにはいきません。うつと診断されて、1年以上通院している状態が受給条件ですので、「うつと診断されたからすぐに障害年金をもらいたい!」というのは不可能です。

障害年金を受給できるようになれば、非常に家計はラクになりますし、こころのゆとりも出てきます。障害基礎年金であれば2等級以上でないと年金の支給はありませんが、障害厚生年金及び障害共済年金であれば、3等級以上で年金を受給することが出来ます。もともと働いていた人がうつにより退職してしまっても、障害等級が2等級と認定された場合、1日につき標準報酬日額の3分の2が障害厚生年金で保証されますので、全く収入がないのと比べたら雲泥の差です。うつ病の治療には、出来るだけストレスがない環境を作ることが重要ですので、うつ状態であれば手続きなどで苦労する部分もあるかもしれませんが、認定をもらえるようならば年金を受給しましょう。「私がもらってもいいのだろうか」と思う人もいるかもしれませんが、保険料を払っているのですから当然の権利です。安心できる環境で、しっかり治療していきましょう。

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