ひとまとめには出来ない、様々な「うつ」

「うつ」とひとまとめには出来ない!こんなに種類があるんです!

なんとなく気が重い、自分は何をやってもダメ…。こんな自分は必要ないのではないか?生きていてもしかたがないような気がする…。

こんな精神状態に陥っているのが、一般的な「うつ病」のイメージではないでしょうか。「うつ」という言葉通り、気分が落ちてしまうのが症状の大きな特徴ではありますが、ひとくちに「うつ病」といっても、最近は様々な種類があります。

■大うつ病
いわゆる、「うつ病」というイメージに一番合致するものがこれです。やる気がでず、食欲も減退し、眠りたいのに眠れない。罪悪感が自分を襲い、どうして自分は生きているのだろうと思い詰めてしまいます。生活に支障が出るレベルの方も多いです。

■双極性うつ病
一般的に「躁うつ病」と言われているのがこちらです。テンションが高く、何をやってもうまくいくさ!と、うつ病とは思えないほどポジティブな「躁」期と、大うつ病と同様に重いうつ症状が発生する「うつ」期を繰り返します。社交的な人がこの双極性うつ病になりやすいと言われています。

■気分変調症
うつの初期症状である、「なんとなく気分がよくない、気持ちが冴えない」、「ちょっと身体がだるい」、「なんとなく眠りが浅い、寝付きが悪い」などの症状が、それ以上悪化することもないものの、1年から2年以上続いてしまうというものです。疲れが溜まっているときにも起こりえる症状なので、自分がうつの入り口にいることがわからないのが特徴とも言えます。自覚が無いため、病院で受診するという選択肢がなく、そのうち悪化して双極性うつ病であったり、大うつ病になってしまう場合もあります。

■仮面うつ病
一般的にうつ病は精神的な症状が強いですが、この仮面うつ病は精神的な症状はほとんど現れません。不眠などの睡眠障害や、身体のだるさ、頭痛、食欲が無い…など、夏バテや働き過ぎで疲れてるのかな?と思わせるような症状ばかりです。このような、身体的な症状を隠れみのとしているため、仮面うつ病と言われているようです。うつ病とみられる症状がほとんどないといっていいため、発見が非常に遅いのも特徴です。

■非定型うつ病
新型うつ病とも言われているのが、この非定型うつ病です。楽しいことは楽しいと思えますし、食欲が落ちることもなく、むしろ増加する場合も多く見られます。睡眠に関しても、他のうつ病の人がなかなか眠れないのに対して、ぐっすり寝すぎてしまうなど、身体的なものだけとってみれば一見「本当にうつ病なの?」と言ってしまうような状態です。

一般的なうつ病の場合は朝が一番気分が落ち込む時間帯で、夜になるにつれて少しずつ調子を取り戻していくのに対し、非定型うつ病の人の場合は、夕方から夜にかけてが一番落ち込む時間帯です。他人のことを気にかけたり、顔色をつい伺ってしまうようなタイプに多く、男性に比べて女性がなりやすいのも特徴です。

■産後うつ病
マタニティ・ブルーとも言われますが、マタニティ・ブルーは一時的なうつ症状という意味合いで使われていますので、少々違います。出産後によるホルモンバランスの崩れが引き起こすもので、理由もなく涙がでてしまったり、イライラしてしまいます。ホルモンバランスが落ち着くとともに解消されることが多く、1ヶ月程度で収まることがほとんどです。しかし、それ以上たっても症状が改善されない場合はもしかしたらマタニティ・ブルーを通りこして産後うつになっている可能性もあります。

他にも、特定の季節にのみうつの症状が出る「季節性うつ(冬季うつ・夏季うつ)」や、高齢に伴ううつ病、女性の更年期に現れる閉経うつ病など、非常に細分化されています。ついつい、「自分はうつではない」と思ってしまいがちですが、意外と何かしらのうつである可能性があります。

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