あなたはどう?鬱病と診断される基準とは

あなたは当てはまる?このような診断基準で「鬱病」と判断されます!

「あなたは鬱病ですか?」と聞かれたとして、うつである自覚がある場合は「はい」と答えるかもしれませんが、うつの自覚がない場合や、自分がうつだと思えない、思いたくない場合は「いいえ」と答えると思います。

そりゃ当たり前だろ、何を言ってるんだ!と思ったかもしれません。しかし、うつというものは人によって出てくる症状が違う場合もありますし、他の病気と同じだったり近い症状が出ることも多いため、非常に判断がしにくいものなのです。ですので、もしその人が鬱病だったとしても、その人自身が「自分が鬱病ではない!」と言い張ってしまえば鬱病とはいえない…なんてことになったら、本人も周りも困ってしまいますよね。そのため、鬱病であるかどうかの判断基準が設けられています。

鬱病の主な診断基準は2種類で、世界保健機関(WHO)が定めた「ICD-10」と、米国精神学会が定めた「DSM-IV」があります。どちらも診断方法は主に問診で、数々のチェック項目から自分に当てはまるものがいくつあるかどうかで鬱病が発症しているかを判断するようになっています。大鬱病という、いわゆるわたしたちがイメージする鬱病は「DSM-IV」が、軽度のうつの場合は「ICD-10」と使い分けることもありますが、日本では主に「DSV-IV」を判断基準としているようです。よく、ネット上で「鬱病自己チェック」のようなページを見かけますが、それらはこの判断基準をもっと簡単にアレンジしたようなものが多いです。

「DSV-IV」から、チェック項目のいくつかを取り上げると、
(1):自分自身が空虚感や悲しみを1日中、ほとんど毎日感じる。または、周りの人からそのように見える。
(2):1日の中で、ほとんど喜びなどの感情がない(周りの人から見るとないように見える)
(3):特に食事制限などを行っていないのに、体重が5%増加、または減少している。
(4):ほとんど毎日よく眠れない、または眠気が取れない。
(5):何をするにも、面倒くさくなったり億劫に感じるか、何かしなければと焦っているように見える。
(他人からもわかる程度の変化)
(6):どうにもやる気がでない、すぐに疲れてしまう
(7):自分のことを無価値だと感じたり、必要以上に自分を責めてしまう

などなど、もう少し項目があるのですが、いわゆる鬱病の代表的な症状をチェック項目として洗い出し、その人に当てはまるかどうかチェックしてもらうことで客観的に鬱病であると判断するわけです。このチェックでたくさん当てはまるからあなたは鬱病なんだ!とお医者さんが短絡的に判断することはありません。問診など、他の要素も含めて判断されることが多いです。しかし、鬱病のセルフチェックに多数の項目が当てはまった場合、鬱病の可能性は高いと言えますので、一度心療内科を訪れることをおすすめしたいです。

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