つらい睡眠障害…その原因は抑うつ病かも

なかなか眠れないなどの睡眠障害…それは、抑うつ病の始まりかも?

眠りたいのに眠れない、ということは誰でも1回は経験があるのではないでしょうか?明日早く起きなければいけないのに、布団に入ってもなかなか寝付けなくて気持ちだけが焦ってしまう…。こんなときは、本当に困りますよね。

眠りになかなかつけないだけではありません。寝付いても、2~3時間ですぐに目が覚めてしまうことを繰り返したり、どれだけ遅くねても、早すぎる時間に目が覚めてしまったり…。8時間以上しっかり寝たはずなのに、どうにも眠気が取れない場合もあります。一般的に不眠症と言われる「眠れない」という症状とは逆に、どれだけ寝ても寝ても眠気が取れない「過眠症」も、睡眠障害のひとつと言えます。

睡眠障害の原因としてストレスや高血圧が挙げられますが、うつ病患者の方の中でもほとんどが睡眠障害を抱えています。タイプは人によって様々ですが、なかなか眠りに入れない場合が多いようです。眠れないことはさらにストレスを引き起こしますので、睡眠障害に関しては出来るだけ早期に治療するなりの対処が必要となってきます。

逆に、現在うつ病ではない場合でも、睡眠障害を抱えているとうつになりやすいというデータがあります。現代人に増えている、「夜型生活」が睡眠障害を引き起こし、うつ病に繋がる可能性があるというものです。

誰しもが聞いたことはあると思いますが、ヒトは体内時計を持っています。朝日を浴びて体内時計をリセットさせる、とか聞いたことがありませんか?目から光が入ることで、「あ、朝だな」と脳が理解し、体内時計を調節してくれるのです。夜型生活の場合、朝日を浴びる時間に目覚めることが出来ないため体内時計を調節することが出来ません。

ヒトの身体とはすごく良く出来ているもので、朝日を浴びて目覚める前から体温を低くし、すっきりと目覚めさせてくれるように準備をします。その状態で目が覚めて、朝日を浴びると体内時計がリセットされ、活動に向けて体温が上昇していきます。しかし、夜型生活をしていると、体温が低くなってからも目覚めることはなく寝続けてしまい、体温が上がってからやっと目が覚めるということを繰り返します。そのため、体温が低下する時間が過ぎていき、なかなか夜型生活から抜け出せないという負のスパイラルが起きているんですね。このような状態を、「概日リズム睡眠障害」と言います。

どうしても現代の生活では、夜型になりやすいことも多いため、概日リズム睡眠障害になっている人は昔に比べてずっと増えています。それだけうつ病になりやすい人も増えていると言えますから、「最近だるい気がするけど夜型だからかな」と思っていたらじつはうつ病にかかっていた…なんてこともあるかもしれません。

可能であれば、夜型生活をリセットし、きちんと朝日を浴びる生活に出来るようにちょっと努力してみましょう。体内のリズムが元に戻るだけで、うつ病になる確率を下げることが可能ですし、生活改善にも役立ちます。現在睡眠障害を抱えていて、「うつだとは思っていなかったけど…」という人は、気が引けるかもしれませんが一度病院へ行ってみましょう。単純な睡眠障害であれば、睡眠薬で改善が期待できますが、うつ病からくる睡眠障害の場合は、抗うつ剤と一緒に使わないと症状が改善しない場合もあるんです。

人にとって大切な「睡眠」。今一度見なおしてみてはどうでしょうか?

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